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COP26でシュタイコの「Beyond Zero Homes」が建設されました

2021年11月1日からグラスゴー(英国)で開催されるCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)に、脱炭素の先の時代の住宅としての木造のモデル住宅「COP26 Beyond Zero Homes」が建設されました。このBeyond Zero Homesの断熱材にはCOP26からシュタイコ木繊維断熱材が指定され、屋根・床・壁に施工されています。
https://www.steico.com/en/cop26-zero-carbon-house

Beyond Zero Homesの仕様は、壁が無垢板張り、シュタイコ木繊維断熱材フレックス40㍉厚充填、透湿性OSB、シュタイコ木繊維断熱材フレックス140㍉厚柱間充填、シュタイコ木繊維断熱材DUO Dry80㍉厚(防水強化付加断熱)、透湿防水シート、胴縁、外壁材で構成されています。性能は、U値0.14W/(m2K)、熱遅延時間16.3時間、炭素貯蓄量2355㎏です。

屋根は無垢板、透湿性OSB、シュタイコ木繊維断熱材フレックス200㍉厚タルキ間充填、シュタイコ木繊維断熱材DUO Dry80㍉厚(防水強化付加断熱)、透湿ルーフィングシート(通気層)、屋根材で構成されています。性能は、U値0.14W/(m2K)、熱遅延時間15.7時間、炭素貯蓄量2604㎏です。

床は、シュタイコ木繊維断熱材フレックス200㍉厚、パーティクルボード、ラドンバリヤーシート、シュタイコ木繊維断熱材ユニバーサル52㍉厚、シュタイコ木繊維断熱材フレックス50㍉厚、無垢床材で構成されています。性能は、U値0.13W/(m2K)、炭素貯蓄量1916㎏です。

設計はPeter SmithおよびRoderick James Architects。COP26が示す2050年に向けた省エネ性能にとどまらず、暮らしの健康と快適性を同時に実現することを建築のキーワードとしています。このBeyond Zero Homesでは6875㎏のCO2がシュタイコ木繊維断熱材内部に貯蔵されています。石油由来の断熱材と異なり、シュタイコ木繊維断熱材は生産時に排出するCO2の約2倍のCO2を内部貯蔵し、大気中の炭素縮減に役立っています。

クボデラ株式会社では、断熱性能に優れ、圧倒的な熱容量で夏の猛暑外気温が建物内に侵入することを阻止できるシュタイコ木繊維断熱材を在庫販売しております。シュタイコ木繊維断熱材は間伐材だけを原材料とし、石油由来の断熱材等と異なり、製造から廃棄までの環境負荷が極めて小さく、木材の特徴であるCO2の長期内部貯蔵という機能も果たします。皆様からのシュタイコ木繊維断熱材に関する資料、断熱材サンプル、御見積等のご相談をお待ち申し上げます。

【COP26に建設されるBeyond Zero Homesのイラスト】

【Beyond Zero Homes建設の様子ほか】

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