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木繊維断熱材STEICO(シュタイコ)の在庫販売を開始しました



クボデラ株式会社(東京都中野区、代表取締役 窪寺伸浩)は、2020年9月から、株式会社イケダコーポレーション(大阪市、池田佐知社長)が日本総代理店となり、輸入販売を開始したドイツの木繊維断熱材「STEICO(シュタイコ)」の国内代理店となり、本格的な在庫販売を開始いたしました。弊社相模原販売所(神奈川県相模原市、電話042-778-7255)に在庫し、お客様のニーズに合わせ、邸別配送してきます。最適寸法へのカットも承ります。

室内用の内装用充填断熱材「STEICO FLEX038」から在庫販売を開始し、次の段階ではSTEICOの主力となる外断熱工法向け木繊維断熱材及びシュタイコの新製品である吹き付けタイプの取り扱いも計画していきます。

欧州先進国では、木繊維断熱材が普及しています。優れた透湿性能、調湿性能、断熱性能、防音効果に加え、天然素材由来の安心・安全性、廃棄の際の環境負荷の小ささ、製造にかかるCO2排出の少なさなどが支持されたもので、日本でも需要の伸びが期待されています。

【当社がSTEICOを選んだ理由】
当社がSTEICOの性能で特に注目しているのは、熱容量の大きさです。地球温暖化が進む昨今、断熱性能は冬の寒さだけではなく、夏の暑さを防ぐ性能が大切です。STEICO断熱工法は、熱容量が大きく、熱伝導率が低いため、真夏の外気温が室内に伝わりにくく、真夏でも快適でひんやりと涼しい室内環境を創ります。

冬以上に夏の断熱が注目されています。湿潤な日本では湿度対策がもう一つの重要な課題でもあります。真夏のサウナ状態を避けるため、エアコンに頼るだけでなく、根本から暑さ対策をする必要があります。断熱材を賢く選べば、エネルギー消費を最小限に抑えることができます。

*熱容量とは、物体の温度を1℃高めるのに必要な熱量のことで、数値が大きいほど温まりにくくなります。日本の夏を快適に過ごすには「熱容量」が重要なカギです。これまで断熱材性能は冬の寒さに対する熱伝導率が重要視され、熱容量はあまり注目されていませんでした。しかし、「熱容量=夏」と「熱伝導率=冬」を高いレベルで併せ持つことが重要です。国も今後、省エネの考え方として、熱容量の数値化を進めていくことを検討しています。当社は木を哲学する企業として、木材から生まれた断熱材の普及に力を入れていきます。

STEICOの原材料は針葉樹の端材や鋸屑で、化学物質は一切使っておりません。原材料、製品はFSC、PEFC認証の木材から製造されています。STEICOは、IBJ研究所会員をはじめ、バウビオロギー協会、パッシブハウス協会の会員として、環境と快適な生活を護るための活動を行っています。

【STEICO FLEX038の特徴】
夏の暑さに効く断熱性。熱伝導率0.038(W/㎥・K)、熱容量2100 J(㎏・K)。
梅雨も真夏もサラサラ快適。透湿抵抗値0.5μ。
図書館並みの静かな室内。大通りに面した住宅でも35dB。
施工が簡単。間柱や垂木間に軽く押し込むだけ。
防蟻処理済。健康・環境に優しいホウ酸を使用。
抜群の環境性能。EPD等、様々なヨーロッパの厳格なエコ認証取得。
※EPD:北京・リオのオリンピックで使用する建材はEPD取得が条件とされました。

【今後の販売計画】
当社では、相模原販売所を在庫拠点とし、首都圏のお取引先様に邸別で出荷してまいります。既に木にこだわる建築家を中心に、引き合いをいただいております。シュタイコ木繊維断熱材のカットサンプル、カタログ等を用意しておりますので、ぜひ一度お手に取っていただきたいと存じます。

 

クボデラ株式会社 https://kubodera.co.jp 
〒165-0027 東京都中野区野方4-44-10-3F
東京営業本部 電話 03-3386-1153 FAX 03-3386-1165 info@kubodera.co.jp

シュタイコ資料ページ https://kubodera.co.jp/pdf/steico2.pdf

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